【こんな症例も治りますシリーズ 821】『 高齢犬の下痢が続いて元気がなくなった 』も適切な診断と治療でコントロールします

↑ 上のエコー写真は、小腸の『ゼブラパターン』を示しています。

■ 詳しくは、本文を参照されて下さい。

 

参照サイト:

https://00m.in/wPfuR

 

 

犬 ミックス犬 13歳 オス(去勢手術済)

 

 

【 下痢と元気がなくなっている 】とのことで来院されたワンちゃんです。

 

 

 

◆◆ 身体検査をすると、腹部が膨満していたため全身の血液検査を進めることにしました。

 

 

■ 全身の検査をすすめ血液検査ではタンパク質とアルブミンの値が低下し、レントゲン検査では腹水と胸水が貯留しており、エコー検査では腸管の構造が全体的に不整(ゼブラサインなど)になっていることがわかりました。

 

 

■ 以上を含めて、腹水検査や肝臓や腎臓の精密検査に大きな異常がなかったため、タンパク漏出性腸症と診断しました。

 

 

 

 

■■ タンパク漏出性腸症は消化管からタンパク質が漏れ出してしまう事でさまざまな症状を引き起こします。

 

 

■ 今回は飼い主様と相談し、腸管の炎症を抑える薬と低脂肪食による治療を開始しました。

 

 

■ 治療への反応は良好で、薬を減量しても問題なくアルブミンの値を維持できています。

 

 

■ 飼い主様も下痢が起こる前より元気になったと喜んでおられました。

 

 

 

 

■■ タンパク漏出性腸症は症状が再然(再発)することも多いので、今後も治療の経過を注意深くみていきたいです。

 

 

 

 

獣医師 長谷川英哲

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